カマックケルティックハープ|ご愛用者の声|ハープに関することなら何でもご相談ください

  • ハープ百科
  • ハープの歴史
  • グリッサンド研究
  • ハープのQ&A
  • ハープ人名辞典
  • 管弦楽曲のハープ
  • 古典調律のハープ
  • 日本ハープ物語
  • ハープセラピーセミナー
  • ブログ
ご愛用者の声

T.S.様(所有楽器:エルミン)

国産から始まり、世界の名品といわれるハープを弾いて、最後にカマックのレバー・ハープにたどり着きました。
①まず、他の楽器と大きく違う点がレバーです。カマックのレバーは、他社の物とは全く違う方式なので、ノイズがありませんし、滑らかです。今まで、曲を弾き始める前の調設定や、曲の途中でのレバー変換の時の耳ざわりな音が気になっていましたが、もうそんな心配が無くなりました。
②私の楽器はアリアンス弦なのですが、夏・冬の空調による外気との温度差や、長時間の演奏でも音の狂いが殆ど無く、安心して演奏できます。
③ある楽器を購入した時、約1年間で同じ弦が何度も切れました。カマックのハープは使い始めて約1年になりますが、未だ、切れたことがありません。 フランスから到着するまでに少し時間が掛かりましたが、充分な時間をかけて1台ずつ丁寧に作られている楽器に大満足です。
④カマックでは弦を結んである緒留めは木製です。 今までの楽器には無かったことで、所有している他のハープも、切れた弦から木製の緒留めに変えみると、音がまろやかになりました。カマックの音の秘密はここにもあると思います。
⑤カマックのハープは、音の立ち上がりが良く、軽く弾いてもくっきり輪郭の浮かび上がる音色です。ハープは、他楽器とのアンサンブルの中では、ともすると単旋律では目立ちにくいのですが、いつも助けられています。 又、ハーモニクスがきれいに出ることも、響きの良い楽器ならではだと思っています。

こんなカマックのハープ、知れば知るほど魅了されていますが、実は未だ気になっている機種があります。 ハープを購入される時はぜひ、実際に高田ハープサロンへ行って、楽器を体感して選ばれることをお勧めします。 高田社長さんのお話も、とっても参考になりますよ。

(当社追記:この後でアジリーズをご購入いただき、現在はアジリーズをお使いいただいています)

ページのTOPへ

 

O.M.様 (所有楽器:メルジヌ、バルディック27)

  私はすべて違うメーカーのアイリッシュ・ハープを3台持っていて、演奏の内容によって楽器を弾き分けています。ほとんどが施設でのボランティア演奏ですが、38弦のハープを探していたところ、高田ハープさんのところにカマックで3種類の在庫があるとのことで2時間かけて上京しました。はじめてお会いして交わした会話は忘れられません。

まず最初のハープ、スティヴェルを弾いて今まで聞いたことのない音にびっくりしました。これはガット弦のハープですが、グランドハープもどきの音ではなく、ケルトの音がしました。私が「これはいい音ですね」、と言うと高田さんはそっけなく「そうですか?」だけです。そういう言い方をするならもっといい楽器があるのだと思い、どのハープが一番音がいいですかと尋ねると、高田さんは「音がいいとか悪いとかは主観的、抽象的な言葉ですから私は使いません」と言って、この楽器は倍音の成分がどうなので音が柔らかくなる、とかこちらは音の立ち上がりや直進性がどうだ、とか説明をしてくれました。聞いても私にはよくわかりませんでしたが、つまり業者の言葉は信じないで自分で選べ、という意味だととらえてナイロン弦の楽器「メルジヌ」を購入しました。この楽器は高田さんの言葉を借りると静かな湖面に石を投げ入れた時のように音の波紋が360度水平に広がっていくすばらしい楽器です。購入後高田さんは高速道路で近くを通りかかるので、と言って立ち寄って他社の楽器もチェックをしてくださったり、有益なお話を聞かせていただいたりして、アフターサービスにも満足しています。

その後27弦のバルディックが発売になり、高田さんにメールで「推薦できる楽器ですか」と尋ねると、「自信を持って推薦します」という返事でしたので見もしないで注文しました。バルディックも予想をはるかに超えるすばらしい楽器で、今ではカマックの2台だけで活動しています。

ページのTOPへ

 

八木健一様 ホームページ(所有楽器:アジリーズ、メルジヌ、バルディック27、トルバドール)

八木健一

  1998年6月30日、私は成田発エアーフランス271便でパリに向かっていた。目的はロワールにあるCAMACの工場に行くためで、シャルルドゴール空港で乗り換え現地時間7月1日9時にナント空港に降り立った。当時日本にはCAMACの取扱店はまだなかった。 ペパーミントグリーンのサムソナイトトランクを手に現れた私を、CAMAC社の初代ガルニエ社長(2000年に逝去)が温かく出迎えてくれた。 すぐさま私達は、彼の運転するジャガーでCAMACの工場に直行した。車中ガルニエ氏は、革新的なCAMACハープの設計思想や最新式の工場システムについて、140kmを超えるスピードでハイウェイを飛ばし、時折ハンドルから手を放して、助手席の私を見ながら身振り手振りの英語でまくし立てた。 この時の旅行の話は、このコーナーの目的でないので、また別の機会に譲るとして、ここではガルニエ氏が私に伝えたCAMACハープの革新性を、是非日本の皆さんにお伝えしたい。

CAMACハープ
1. CAMACハープの原点はエラールハープ
2. 人間工学に基づいたCAMAC社の新世代ハープ理論
3. ケルティックハープとフランス人の誇り
まず、1点目のCAMACハープの原点は、世界初のダブルアクションを開発したセバスチャン・エラールの制作したハープを、ゼロベースから逆転の発想で、10年以上の歳月をかけて徹底的に調査研究していることだ。
ガルニエは元々理工系の技術者で、フランス海軍のミサイルを開発していたそうで、そのテクノロジーはCAMACハープの至る所に生かされている。
2番目の、ニュージェネレーションハープ理論は、世界でこれまで正しいとされてきた、ハーピストの演奏姿勢と着座位置を改善することにより、伝統的にハーピスト達が抱えてきた腰痛という問題を根絶する手助けをするというものだ。詳しくは図面と日本語解説(PDF)を参照。
ガルニエ 3番目は、ガルニエに招待されて訪れたフランスの中世都市ディノンという都市で毎年開かれているケルティックハープフェスティバルで目にした光景だ。 ここには、世界中のケルティックハープを弾く奏者が、各々の楽器を持って集まり、毎日コンサートやコンテストが開かれている。コンテストも、日本で開かれるものとは全く違い、課題曲は審査委員長が旋律を歌ったメロディーを、コンテスタント達が即興で演奏するという、音楽的素養が試されるものだった。また、日本と一番大きく違うと感じたのは、ここに集まった人々は「小型でペダルを持たないハープを生涯弾き続ける!」ということだ。 日本では、どこかペダルハープの方が高級というイメージがあるが、フランスでは彼らの伝統的なケルト文化やそこで培われた楽器に誇りを持っている事を強く感じた。ガルニエ氏は「CAMAC社のケルティックハープは、最高の材質と技術者により作られている」と自信を持っていた。 写真は、ケルティックハープフェスティバルに展示した各楽器メーカの責任者と楽器で手前がガルニエ氏。

Azilizとの出会い
さて、前置きが長くなったが、私はこの時ペダルハープを実際に見て、弾いて、工場を見学し、ガルニエ氏の話を聞いて、CAMACハープの素晴らしさに魅せられた。ところが、何故かそれ以上に、社長室の横の廊下に置かれていた小型のハープのフォルムに大変な興味を持った。 当時、営業部長だったジャケ・フランソワ氏(現在の社長)に、「この楽器は?」と質問すると、「この楽器は我が社で最も期待しているトップモデルで、素晴らしい音が出る!」と言い、私に弾くように薦めた。 私は、一弾きして「この楽器の透明な響きに、何か忘れていたものを思い出したような」そんな衝撃を受け、ジャケ氏に「この楽器が欲しい!」と申し出た。 ジャケ氏は嬉しそうに「あなたにもこの楽器の良さが分かりますか!」と言い、結局、日本に帰国してから直ぐに、ペダルハープはアトランティッドのプリステージ(当時のトップモデル)とこのAziliz(ノンペダルのトップモデル)を購入することになった。

オンデマンドのオーダーメイド
CAMACハープ社の素晴らしさは、フランスのお洒落なデザインとカラーだと思うが、帰国してからジャケ氏とのメールのやり取りで、「Azilizは何色にする?」と聞かれ、「グリーン」と返信すると、「どのグリーンだ?」と直ぐに質問が来た。 我々日本人の感覚では、「緑」は「緑」だが、フランス人やイタリア人にとって、グリーンは彼らの色彩感覚では7色ぐらい有るそうで、言葉では上手く説明できそうもないので、ハープの写真集からイギリスの博物館にあるアイリッシュグリーンの楽器をスキャンして写真で送ると、ジャケ氏から「分かった」という返事が来た。
それから数カ月後に届けられたAzilizは本当に素晴らしい色で、オマケに爪足はゴールドに塗装され、共鳴板にはケルトの模様が入っていて、直ぐに「ハープの素晴らしさとお礼」をメールで伝えると、ジャケ氏から「CAMACハープ社からあなたへの贈り物だ!」との返信が届いた。 この楽器、唯一の欠点は、ガルニエ社長が余りに逆転の発想で凝ったもので、困ったことにレバーが上下逆(つまり上に上げると半音下がり、下に下げると半音上がる)という厄介なシステムだったが、2008年に高田さんに相談してCAMAC社から現在の標準レバーを取り寄せてもらい、取り替えると同時にミーントーンに調整してもらってやっとチューニングが完了した。 その後、このAzilizはインディアンフルートや二胡、古楽器、歌、シンセサイザー等とアンサンブルやソロで活躍してくれている。 今、世界にたった一つのAzilizは、私の最もお気に入りで、いつどこにいてもAzilizのことを想いうかべただけで、私を幸せな気分にしてくれる。

ページのTOPへ